クラウド化でナレッジマネジメント

知識や、経験を組織全体で共有し、スタッフのサービスの質を向上し、他院との差別化を図ります。またタイムリーに情報共有することで、多職種連携の強化や、医療提供時の危機管理にもつながります。

  • 個人の持つ情報を組織全体で共有する

スタッフが個々に持つ情報を組織全体で共有することで、医療やケアの質を一定に保つことが出来る。

  • 不測の事態に対応

診療や衛生指導を担当制にしている場合、不測の事態で無駄な労力や時間を費やすリスクがある。事前に情報共有化が進めば、担当制の必要はなく、効率的な人員配置も可能となる。

  • 人材育成の加速

個人が持つ成功・失敗事例を組織全体で蓄積していくことで、経験の浅いスタッフのスキルアップにつながる。

クラウド化でリスクマネジメント

危機管理を行うことは、事業を持続するにあたり大切な対策です。ここでは医療リスクを除き、情報セキュリティという観点から「クラウド化によるリスクマネジメント」を説明します。

  • 事業継続性の確保

クラウド上でデータを保管することで、火災や盗難、損壊等の物理的なデータ紛失を回避出来ます。また当然のことながら、組織を形成するのは「人」です。モラルハザードや、ヒューマンエラー等で医院経営にとって大事なデータを紛失、破損するリスクを回避出来ます。(参照:大切なデータは全て雲の上に)

  • ビジネスコンプライアンス(法令遵守)

各種業法にて定められている診療記録や情報提供等を適切に保存しておくことで、突発的な調査にも対応出来ます。

  • 人材の流動性に対応勤務医の独立、スタッフの入れ替わり等の引継ぎがあった場合でも、後任は蓄積された情報に基づき治療や指導を継続的に実施することが出来ます。